ENEOSカード(エネオスカード)3種類のお得な選び方を徹底研究
ENEOSのガソリンスタンドでお得になるENEOSカード(エネオスカード)は、「ENEOSカード S」「ENEOSカード C」「ENEOSカード P」と3種類用意されています。それぞれ使用方法でお得になるのですが、その選ぶ方を徹底研究してみました。
ENEOSカード3種類の特徴整理
券面 | |||
---|---|---|---|
カード名 | ENEOSカード S | ENEOSカード C | ENEOSカード P |
年会費 | 0〜1,375円 (*1) | 0〜1,375円 | 0〜1,375円 |
還元率 | 0.6%〜2% | 0% | 0.6%〜3% |
申込資格 | 20歳以上 学生可 |
20歳以上 学生可 |
20歳以上 学生可 |
ガソリン・軽油割引 | 2円 | 1〜7円 | なし |
灯油割引 | 1円 | 1円 | なし |
ENEOS (ガソリン・軽油・灯油) 利用 |
なし | なし | 1,000円利用ごとに 30ポイント |
ENEOS (ガソリン・軽油・灯油) 以外利用 |
1,000円利用ごとに 6ポイント |
なし | 1,000円利用ごとに 6ポイント |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
(*1)年1回のカード利用(QUICPay・ETC含む)で次年度年会費無料
上記の表をもっと簡単に表現すると次のようになります。
ENEOSカード S | ENEOSカード C | ENEOSカード P | |
---|---|---|---|
券面 | |||
年会費 | ○ | △ | △ |
ガソリン現金割引 | △ | ○ | × |
ポイント還元 (ガソリン) |
× | × | ○ |
ポイント還元 (ガソリン以外) |
○ | × | ○ |
ENEOSカード3種類の比較
ENEOSカードC(キャッシュバック)とENEOSカードS(スタンダート)の比較
カード利用月額から検証
カード月額利用額から、検討すると下記の通り毎月20,000円以上のカード利用をしない限り、ENEOSカードS(スタンダード)がお得ということになります。(10,000円〜19,999円の利用額において、割引額が同じですが、ENEOSカードSは加盟店利用でポイントが発生するため、ENEOSカードSを有利とさせていただきました。)
カード月額利用額 | ENEOSカードC | ENEOSカードS | 有利 |
---|---|---|---|
70,000円以上 | 7円/L割引 | 2円/L割引 | ENEOSカードC |
50,000円〜69,999円 | 5円/L割引 | 2円/L割引 | ENEOSカードC |
20,000円〜49,999円 | 4円/L割引 | 2円/L割引 | ENEOSカードC |
10,000円〜19,999円 | 2円/L割引 | 2円/L割引 | ENEOSカードS |
10,000円未満 | 1円/L割引 | 2円/L割引 | ENEOSカードS |
年会費を加味した検証
ENEOSカードC(キャッシュバック)が有利になった人(毎月20,000円以上カード利用する人)向けの検証です。ENEOSカードCは、毎年1,350円の年会費が発生します。その費用の捻出に必要な給油量は以下の通りです。月平均給油量に達しない場合は、ENEOSカードS(スタンダード)が有利となります。
ENEOSカードC | ENEOSカードS | 差 | 1,350円分 の給油量 |
月平均給油量 |
---|---|---|---|---|
7円/L割引 | 2円/L割引 | 5円/L | 270L | 22.5L |
5円/L割引 | 2円/L割引 | 3円/L | 450L | 37.5L |
4円/L割引 | 2円/L割引 | 2円/L | 675L | 56.25L |
ENEOSカードCとENEOSカードSの有利な早見表(結論)
ENEOSカードC(キャッシュバック)が有利になるためには、最低でも月に22.5L以上の給油が必要です。また、カード利用額も多くないと難しい状況です。
カード 月額利用額 |
月給油量 22.5L未満 |
月給油量 37.5L未満 |
月給油量 56.25L未満 |
月給油量 56.25L以上 |
---|---|---|---|---|
70,000円以上 | Sが有利 | Cが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
50,000円〜69,999円 | Sが有利 | Sが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
20,000円〜49,999円 | Sが有利 | Sが有利 | Sが有利 | Cが有利 |
10,000円〜19,999円 | Sが有利 | Sが有利 | Sが有利 | Sが有利 |
10,000円未満 | Sが有利 | Sが有利 | Sが有利 | Sが有利 |
ENEOSカードP(ポイント)とENEOSカードS(スタンダート)の比較
年会費の検証
ENEOSカードP(ポイント)は、年会費1,350円が発生します。その年会費に相当するポイントは、1,350ポイントです。つまり1,000円の利用で30ポイント付与されるので、年間45,000円(月平均3,750円)の給油を行わないとENEOSカードS(スタンダード)が有利となります。
2円/L割引と1,000円で30ポイントを加味した比較
ガソリン給油単価を150円/Lとします。上記の通り年会費分に相当する月額3,750円の給油は25L(=3,750円÷150円/L)になります。しかしながら、ENEOSカードS(スタンダード)だと2円/L割引があるため50円(=25Lx2円)割引が発生します。
ENEOSカードP(ポイント)の1,000円で30ポイント付与とは、4.5円/L割引(=30円(ポイント)÷(1,000円÷150円/L))に相当します。50円の差は、20L(=50÷(4.5-2))に相当します。つまり月間45L(=20L+25L)以上の給油でENEOSカードPが有利になることを意味しています。
ガソリン単価別にまとめた表が以下の通りです。
ガソリン単価 | 3,750円分 の給油量 |
C利用時の 2円/L割引額 |
Pが有利になる 給油量 |
---|---|---|---|
110円 | 34.1L | 68.2円 | 86.6L以上 |
120円 | 31.3L | 62.5円 | 70.4L以上 |
130円 | 28.8L | 57.7円 | 59.3L以上 |
140円 | 26.8L | 53.6円 | 51.2L以上 |
150円 | 25L | 50円 | 45L以上 |
160円 | 23.4L | 46.9円 | 40.2L以上 |
170円 | 22.1L | 44.1円 | 36.3L以上 |
180円 | 20.8L | 41.7円 | 33.1L以上 |
ENEOSカードP(ポイント)とENEOSカードC(キャッシュバック)の比較
月間給油量が多く、カード利用料の多い方は、ENEOSカードPとENEOSカードCの比較が気になると思いますので、最後の比較を行います。「1,000円で30ポイント還元」を「ガソリン割引」の相当額に置き換えることで比較が可能です。
ガソリン単価 | 1,000円で30ポイントを ガソリン割引に置換え |
4円割引 (20,000円〜) |
5円割引 (50,000円〜) |
7円割引 (70,000円〜) |
---|---|---|---|---|
110円 | 3.3円/L割引 | Cが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
120円 | 3.6円/L割引 | Cが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
130円 | 3.9円/L割引 | Cが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
140円 | 4.2円/L割引 | Pが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
150円 | 4.5円/L割引 | Pが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
160円 | 4.8円/L割引 | Pが有利 | Cが有利 | Cが有利 |
170円 | 5.1円/L割引 | Pが有利 | Pが有利 | Cが有利 |
180円 | 5.4円/L割引 | Pが有利 | Pが有利 | Cが有利 |
ガソリン単価が上昇すると、ENEOSカードPが有利になってきます。最近原油の値段が上がっていますので、当面はENEOSカードP(キャッシュバック)が有利になるように思います。
最後に
通常のカード利用を考えると、ENEOSカードS(スタンダード)の選択がいいように思います。それぞれライフスタイルに応じた比較をしてみてください。
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